内容説明
南北朝から隋唐代において、佛教の正當性や重要性はどのように記述されたのか―。史書・碑文・塔銘などの豊富な史料をもとに、同時代人の歴史觀や佛教觀を明らかにし、中國中世佛教の歴史的展開を詳論する。貴重拓本多數掲載。
目次
第1篇 『歴代三寶紀』の研究―中國中世佛教史における史學史的展開過程(中國撰述佛典と讖緯―典籍聚散の歴史を契機として;梁代佛教類書と『經律異相』;『歴代三寶紀』の成立と費長房の歴史觀;『歴代三寶紀』帝年攷 ほか)
第2篇 中國中世佛教の地方的展開(梁代貴族佛教の一面;六~七世紀における荊州佛教の動向;北朝末隋初における襄陽と佛教 ほか)
著者等紹介
大内文雄[オオウチフミオ]
1947年長崎縣生まれ。1970年大谷大學史學科卒業。1975年同大學院博士後期課程佛教文化専攻修了。博士(文學)。現在大谷大學文學部教授。佛教史學會會長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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