悟りと解脱―宗教と科学の真理について

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  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784831872210
  • NDC分類 160.4
  • Cコード C1014

内容説明

生きる不安に悩み、若い頃より座禅を重ねた著者が、ついに到達したブッダの解脱に基づき、あらゆる枠組みを超えたいのちの真理を究明する。稀有の求道者が急逝する直前まで書き継いだ最後の書物。

目次

第1章 解脱への道
第2章 仏道の原態
第3章 仏道の基幹線
第4章 宗教を超える真理
第5章 人類学とヒトの特徴
第6章 科学といのちとの和解を目指して

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

raizou27

2
 著者の正直、率直な宗教体験に感銘を受けました。「大爆発」にたとえる覚醒体験とそれが元の木阿弥となったと言う。そして、晩年まで精進と研究を続け、苦しみの後「通徹」に至り、全人格的思惟のいかなるものかを、自身の身をもって明らかにしたのです。悟りなどは、老人には不向きな望みだと、投げやりな気持ちに陥ることしばしばでした。全く恥ずかしく、心洗われる人生です。私たちの時代は、科学が急速に進み、多くの分野でその新しい姿を示しています。後半の自身が得た全人格的思惟と科学の和解・接合は、ほとんど理解できませんでした。2016/08/18

jjm

0
東大元教授で宗教学者(?)の著書。悟りや解脱を科学的に解き明かすものではなかった。筆者が長年実践している禅で得た経験や文献からキリストやブッダの至った境地は同じものと述べている。あとはホーキングの宇宙論と絡めて。今でこそ珍しくはないが、当時は珍しかったんだろうか。

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