内容説明
東西両文明を代表するホワイトヘッドの思想と西田哲学の“あいだ”を舞台に、生成発展する宇宙と神のはたらきの全連関を考究、巨視的スケールで展開する文明間対話の哲学。
目次
神哲学の根本問題(滝沢哲学とプロセス哲学;ホワイトヘッドとアメリカ・プロセス哲学)
コスモロジーのひらけ(純粋経験/自覚より神の場所論的証明へ;世界概念の機能について;原理の現実への変換はいかにして可能か;フランケンベリーのプロセス仏教論とイエスの譬話)
エピローグ 私の仏教的キリスト教哲学の方法と哲学的コンヴァージョン
付論 21世紀の宇宙論的キリスト教
著者等紹介
延原時行[ノブハラトキユキ]
1937年兵庫県に生まれる。同志社大学院神学研究科修士課程修了、クレアモント神学院(D.Min.)、クレアモント大学院(Ph.D.)。ルーヴァン大学、テキサス基督教大学、クレアモント神学院・大学院、カリフォルニア州立大学サンバーナディーノ校で客員教授を務める。アメリカ宗教学会(AAR)常設研究部会“プロセス思想と西田学派仏教哲学”座長。’91年より敬和学園大学教授。東西プロセス研究プロジェクト主宰。著書に「仏教的キリスト教の真理」「至誠心の神学」、訳書に「プロセス神学の展望」「対話を超えて」他多数
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