内容説明
教えの全き伝承のために。「苦行中の苦行」と言われるサンスクリット文法学の学習に革新をもたらした文法書『チャンドラ文法』。本邦初となる本格的な基礎研究。
目次
第1章 『チャンドラ文法』研究序
第2章 チャンドラキールティの「縁起」理解―パーニニ・チャンドラ文法学の観点から
第3章 「仏教文法」としての『チャンドラ文法』
第4章 チャンドラゴーミンによる規則改変の背景
第5章 パーニニ文法学とチャンドラ文法学
第6章 パーニニ文法学の伝統形成に及ぼしたチャンドラ文法学の影響
著者等紹介
矢崎長潤[ヤザキチョウジュン]
1979(昭和54)年長野県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。天台宗宗義研究所研究生、天台宗教学振興事業団教学特別研究者、仏教伝道協会日本人留学生、フィリップ・マールブルク大学客員研究員、名古屋大学大学院博士研究員を経て、現在、独立行政法人日本学術振興会特別研究員PD(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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