- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 文化・民俗
- > 文化・民俗事情(日本)
内容説明
民間念仏とは、民間人・在家の人が中心に行う念仏で、何々念仏という名称で、念仏芸能や念仏講として全国で広く行われている。これらの念仏はここ半世紀の間にだいぶ行われなくなったが、歴史的には融通念仏・大念仏・六斎念仏・双盤念仏・念仏踊りとして、さまざまに展開し、現在に至っている。半世紀に及ぶ全国約六〇〇カ所の民俗調査をもとに、民間念仏信仰の諸相を明らかにし、その歴史を再構築する。
目次
第1章 民間念仏の系譜
第2章 融通念仏と講仏教
第3章 六斎念仏の地方伝播
第4章 双盤念仏―芸能化された声明
第5章 大念仏と風流踊り―念仏踊りの二部構成
第6章 傘ブクと吊り下げ物
第7章 まとめ
著者等紹介
坂本要[サカモトカナメ]
筑波学院大学名誉教授。1947年、新潟県生まれ。埼玉大学教養学部で文化人類学を学び、同専攻課程卒業後、東京教育大学大学院文学研究科史学方法論(民俗学課程)で日本民俗学を学ぶ。同科修士課程を修了し、東方学院で仏教学を学ぶ。仏教民俗研究会主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。