内容説明
救済論が質的に大転回した1800年頃、民衆宗教の先駆けといわれる如来教が名古屋で誕生する。熱狂とともに信仰にむきあっていたぞめきの時空間を、民衆宗教、民間信仰、真宗教義の枠を超えて捉える初の試み。
目次
第1部 一八〇〇年前後の救済課題と如来教(一八〇〇年前後における救済の動揺―三業惑乱と如来教;名古屋城下の真宗異安心と如来教―尾州五人男をめぐって;「渇仰の貴賎」と如来教―作善実践に向き合う)
第2部 一八〇〇年前後名古屋の宗教環境と如来教世界の形成(如来教世界の形成過程と秋葉信仰;如来教説教の想像力としての近世親鸞伝;文政地震と如来教)
本書の成果と課題・展望
著者等紹介
石原和[イシハラヤマト]
1988年愛知県名古屋市生まれ。2011年立命館大学文学部人文学科日本史学専攻卒業、2012年同大学大学院文学研究科日本史学専修博士課程前期課程修了、2017年同大学大学院文学研究科日本史学専修博士課程後期課程修了。博士(文学・立命館大学)。現在、国立民族学博物館人類基礎理論研究部プロジェクト研究員(2017年~)、立命館大学授業担当講師(2018年~)。専門は日本思想史・日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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