出版社内容情報
著者の長年にわたるチベット文化圏への旅から得た様々な体験、人々との邂逅など、ひとりの女性が見て歩いて感じた等身大のチベット。自分探しの遍歴ともいえる、著者の長年にわたるチベット文化圏への旅から得たさまざまな体験、人々との邂逅を綴る。淡々とした筆致のなかにも、著者の宗教観や人生観が滲み出るエッセイ4編を収録。学者でもない冒険家でもない、ひとりの女性が見て歩いて感じた等身大のチベット。
【まえがきより】
冒険旅行ではない。痛む心を抱えて、巡礼のような、漂泊のような旅だった。その過程で、痛みの人生を生きる人々との出会いがあった。まるで土地土地の精霊が、私を迎えて、本然の姿を現すかのようだった。「私を書いてね」。そんな声が、聞こえるようだった。
まえがき
チベットひとり旅 二〇〇四年
行先:【アムド地方】西寧/レゴン(同仁)/サンチュ(夏河)/ツォェ(合作)/タクツァン・ラモ(郎木寺)/ゾルゲ(若尓盖)/スムチェ(松藩)
【カム地方】成都/タルツェンド(康定)/リタン(理塘)/ラガン(塔公)
チベット漂泊 二〇〇六年
行先:【蘭州】蘭州市
【アムド地方】サンチュ(夏河)/ツォェ(合作)/マチュ(瑪曲)/西寧/タクツェル(紅崖村)/マチェン(大武)/アニマチェン山域
インド・ネパール仏跡巡礼の旅 一九八三年
行先:【インド】ブッダガヤ/パトナ/ラクソール/ワラナシ
【ネパール】ビルガンジ/カトマンズ/ポカラ/バイワラ/ルンビニ
インドのチベット文化圏の旅 一九九八年
行先:ダラムサラ
あとがき
山本幸子[ヤマモトユキコ]
1947年京都生まれ。京都大学農学部林学科博士課程単位取得、京都市立高校国語科教諭を経て、佛教大学文学部仏教学科博士課程満期退学。詩誌『アリゼ』同人、日本現代詩人会会員、日本チベット学会会員、京都・北山クラブ会員。著作に、詩集『上流の虫』(編集工房ノア)、詩集『山上の池(ゴサインクンド)』(砂子屋書房)、山本フミ子自分史『わたしは泣かない』(アスタリスク、2003年NHK自分史文学賞優秀賞)、山本フミ子自分史『天神さんからはじまった』、詩集『母を食べる』(編集工房ノア)、詩集『テルマ』(湯川書房)がある。
内容説明
どうせなら、チベットへ行ってから死ぬほうがいい―。学者でもない冒険家でもない、ひとりの女性が見て歩いて感じた、等身大のチベットを描き出す。
目次
チベットひとり旅 二〇〇四年(アムド地方;カム地方)
チベット漂泊 二〇〇六年(蘭州;アムド地方)
インド・ネパール仏跡巡礼の旅 一九八三年(インド;ネパール)
インドのチベット文化圏の旅 一九九八年(行き先:ダラムサラ)
著者等紹介
山本幸子[ヤマモトユキコ]
1947年京都生まれ。京都大学農学部林学科博士課程単位取得、京都市立高校国語科教諭を経て、佛教大学文学部仏教学科博士課程満期退学。詩誌『アリゼ』同人、日本現代詩人会会員、日本チベット学会会員、京都・北山クラブ会員。著作には、山本フミ子自分史『わたしは泣かない』(アスタリスク、2003年NHK自分史文学賞優秀賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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