中世天照大神信仰の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 668,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784831860286
  • NDC分類 172
  • Cコード C3015

内容説明

密教教説によって根本的変貌を遂げた、アマテラス―。その思想運動の中核をなす伊勢神宮や天照大神の言説に焦点を絞り、従来不可解とされてきた中世神道説の核心に迫る、画期的大著。

目次

第1部 天照大神と大日如来の習合―中世における神祇と密教(天照大神・大日如来同体説の形成;大日本国説―密教化された神国思想 ほか)
第2部 変容する天照大神―同体説の諸相(天照大神・十一面観音同体説の形成;二間観音と天照大神―天皇の念持仏との習合 ほか)
第3部 天照大神信仰の秘説展開―神道灌頂の形成(中世密教における神道相承―仮構される系譜;伊勢灌頂の世界―変容する神観念 ほか)
第4部 天照大神信仰と中世文芸―中世神道と和歌注釈との出会い(梵漢和語同一観の成立基盤;伊勢二字をめぐって―古今注・伊勢注と密教説・神道説の交渉 ほか)
第5部 天照大神信仰と僧徒―その言説形成を担った人々(文治二年東大寺衆徒伊勢参宮と尊勝院主弁暁;重源と宝珠 ほか)

著者等紹介

伊藤聡[イトウサトシ]
1961年、岐阜県生まれ。早稲田大学文学研究科東洋哲学博士後期課程単位取得満期退学。現在、茨城大学人文学部教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アメヲトコ

7
大著。仏教と不即不離な関係によって存立していた中世の伊勢神宮と天照大神をめぐる言説を克明に追ったもの。中世思想史の基礎知識が不十分な当方には非常に難解な内容でしたが、天照大神と弘法大師の同体説や、「伊勢」の二字を性愛と胎金両部において説こうとする言説など、現在の伊勢神宮イメージとはおよそ異なる思想世界には驚かされます。2019/10/12

陽香

1
201101302017/12/19

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