内容説明
身の回りの出来事や風習、「日本文化」とされるもののすみずみに、じつは仏教の知恵や足あとが潜んでいた―。仏教にまつわる様々なエピソードを通して、ユルくて奥深い面白さを身近に感じることができる一冊。読み終わったら、誰かに話したくなる、そんな発見がここにある。授業や講話、そして日常会話のネタ本などとしても最適なお気楽仏教エッセイ30章。
目次
日本の清酒はお寺で生まれた
サウナの功徳を説いたお経
伝染病と仏教
乳の仏教学
マリア観音と鬼子母神
禅僧の望郷詩
和尚と小僧
修行としての便所掃除
「こころの時代」はアメリカ由来
禅(Zen)は昔は「じぇん」と発音されていた
肩から炎、足もとからジェット水流を放つ仏
地獄に堕ちたお釈迦様
なぜ鬼は虎皮のパンツをはくのか
ペット供養は唐代からあった
僧侶による戦死の礼賛と桜の花
剣を手にして争う仏たち
漢訳仏典の音写語が日本語になるまで
空飛ぶ鉢と『竹取物語』の親父ギャグ
月の光と仏菩薩の化身である下女
「心は闇だ」の系譜〔ほか〕
著者等紹介
石井公成[イシイコウセイ]
1950年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部東洋哲学専修卒業。同大学院文学研究科博士課程東洋哲学専攻単位取得退学。博士(文学)。駒澤大学名誉教授。専門はアジア諸国の仏教とその周辺文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひよピパパ
16
目から鱗の仏教ウラ話集とでも言うべき一書。表題の疑問については、丑寅説は近世に入ってからの俗信。もとはシヴァ神に由来があるそう。寺を「てら」と読む秘密も「刹」という漢字の読みから。『竹取物語』は結構親父ギャグ満載。ペット供養は唐代からあった(でも猫は例外だった。)などなど。仏教のみならず日本文学や芸能など他多方面に造詣の深い著者が縦横無尽に語り尽くす。ところどころでクスッと笑えて楽しい読書になること請け負いだ。2026/09/12
田中峰和
7
タイトルに釣られて読んでみた。お葬式以外で無縁の仏教について、日本文化にいかに大きな影響を与えてきたかがわかる本。日本の最初の風呂は寺のサウナだった。インドでは早い時期から寺にサウナが設置されていた。お湯をわかすより、温室にした方が経済的だったからなのか。唐から来た経典に温室経があって、正倉院には奈良時代の写経記録が蔵されている。鬼が虎革のパンツをはいているのは、インドの鬼神の影響。昭和の漫画「うる星やつら」のラムちゃんも虎皮パンツだった。伝統と影響は漫画にまで及ぶ。2026/10/12
Takumi
3
仏教から派生してきた言葉や文化をわかりやすく掘り下げてくれました。掘っていった先にはアジアが広がっているイメージを受け取れました。良い本です。2026/10/02
tsumahiro
2
タイトルに惹かれて気軽に手に取ったら、日本語や日本文化に仏教がどのように影響しているかを濃厚な学術的エビデンスを引きながら丁寧に教えてくれる良著でした。仏教雑学も駒澤大学の先生が語ると東洋文化のナレッジデータになってしまいます。仏教からの影響については、直接インドから来たもの、中国経由、韓国経由のもの、仏教と日本の古い習慣がミックスされたものなど、いろいろあって勉強になりました。2026/04/04
kuma.miya
2
博識にも程がある、と感心しっぱなし2026/02/27
-
- DVD
- 悪魔の棲む家 REBORN
-
- DVD
- インナースペース




