内容説明
「寄る年波には勝てぬ」。誰しもそう思ってしまう。しかし著者は、「老い」を悲観することなく日々精進を続けるのみだという。なぜならば、初心を常に忘れず、志を持つことこそが「老い」を生きぬく心構えと強く信じているからである。大学教員・住職として生き、自身も老境に入った著者が、さまざまな出遇いを通じて達した境地を綴った好エッセイ集。
目次
1 「宗教学」に始まり「宗教学」に終わる学究生活(講演)
2 名古屋の寺院と名僧(講演)
3 宗春公が来た!興正寺の一日―宝暦十三年(一七六三)九月二日(講演)
4 節目の年に
5 おりおりの法話
6 やさしく説く曹洞宗
7 法縁にめぐまれて
著者等紹介
川口高風[カワグチコウフウ]
1948年、愛知県名古屋市に生まれる。1975年、駒澤大学大学院博士課程修了。博士(仏教学、駒澤大学)。2018年3月まで愛知学院大学講師・助教授・教授を歴任し定年退職。現在、愛知学院大学名誉教授、白鳥山法持寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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