内容説明
従来のケア論では語られていなかった死後の問題、死者の役割を、仏教思想に基づいて提言する。タブーに踏み込む、画期的ケア論。
目次
仏教とケアとの関わり
ヒューマニズムに基づくケアを超えて
先行する仏教的ケア論の検証
ケアする人の精神的態度―慈悲
ケアする人の自己変容―仏性
ケアの関係性はどのように深まるのか―縁起
ケアの関係性にはたらく生成力―聞法
ケアの関係性が死の向こう側に開かれること
死の向こう側に開かれることの意義―浄土
死者に向けられるケア―回向供養
死者との実存協同―還相の菩薩
仏教思想に基づくケア論から見えてくること
著者等紹介
坂井祐円[サカイユウエン]
1972年、新潟県に生まれる。大谷大学大学院(仏教学)、愛知学院大学大学院(臨床心理学)を経て、京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。臨床心理士。現在は、南山宗教文化研究所非常勤研究員、新潟県立看護大学非常勤講師、スクールカウンセラー、真宗大谷派僧侶(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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