出版社内容情報
私たちが生きる世界は「宗教=規範的言説」によって想像的に組織化されている。それは規範の意味を探究する過程でもある。アジア・アフリカ地域を事例として、宗教と組織の相互構成的関係を7名の執筆者が明らかにする。
〈目次〉
序章 宗教組織の人類学に向けて(藏本龍介)
第一章 「善行」が想像/創造する組織―ミャンマーのダバワ瞑想センターを事例として―(藏本龍介)
第二章 「布施のゆくえ」に向き合う仏教組織―現代タイにおける布施、会計、アカウンタビリティ―(岡部真由美)
第三章 フィリピン・カトリック教会の政治参加と社会的影響力――ドゥテルテ政権下における司牧声明の言説分析―(東賢太朗)
第四章 ムスリムを組織化するということ―一九四〇年代から一九六〇年代までのボボ・ジュラソにおけるムスリムの対立をめぐって―(中尾世治)
第五章 イスラーム教育の再創造―ブルキナファソのイスラーム教育機関を事例として―(清水貴夫)
第六章 ヒンドゥー寺院を形作る規範を探求する―インド・ラージャスターン州のラーニー・サティー寺院を事例に―(田中鉄也)
第七章 巡礼地管理と〈政教〉関係―四国遍路および斎場御嶽における管理組織の形成過程と法的規範―(門田岳久)
執筆者紹介
内容説明
私たちが生きる世界は「宗教=規範的言説」によって想像的に組織化されている。それは規範の意味を探究する過程でもある。アジア・アフリカ地域を事例として、宗教と組織の相互構成的関係を明らかにする。
目次
序章 宗教組織の人類学に向けて(藏本龍介)
第1章 「善行」が想像/創造する組織―ミャンマーのダバワ瞑想センターを事例として(藏本龍介)
第2章 「布施のゆくえ」に向き合う仏教組織―現代タイにおける布施、会計、アカウンタビリティ(岡部真由美)
第3章 フィリピン・カトリック教会の政治参加と社会的影響力―ドゥテルテ政権下における司牧声明の言説分析(東賢太朗)
第4章 ムスリムを組織化するということ―一九四〇年代から一九六〇年代までのボボ・ジュラソにおけるムスリムの対立をめぐって(中尾世治)
第5章 イスラーム教育の再創造―ブルキナファソのイスラーム教育機関を事例として(清水貴夫)
第6章 ヒンドゥー寺院を形作る規範を探究する―インド・ラージャスターン州のラーニー・サティー寺院を事例に(田中鉄也)
第7章 巡礼地管理と“政教”関係―四国遍路および斎場御嶽における管理組織の形成過程と法的規範(門田岳久)
著者等紹介
藏本龍介[クラモトリョウスケ]
1979年生まれ。東京大学東洋文化研究所・准教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学、博士(学術)。専門は文化人類学、ミャンマー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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