内容説明
仏陀の境地へ導く秘訣を解明した注目の書。チベット仏教の三人の文殊菩薩といわれていた聖者のうち、ツォンカパ大師の『道の三要訣』と『サパンが著した「四つの捕われから離れる秘訣」』の二書を初めて懇切丁寧に解説する。
目次
第1部 ツォンカパ大師の『道の三要訣』(『ラムツォ・ナムスム』の背景にある教えと学び方;『ラムツォ・ナムスム』の序文の解説;「出離」についての解説;「菩提心」についての解説;「正見」についての解説 ほか)
第2部 『サパンが著した「四つの捕われから離れる秘訣」』(「四つの捕われから離れる秘訣」の背景と学び方;『サパンが著した「四つの捕われから離れる秘訣」』の解説;日常生活の中での実践のしかた)
著者等紹介
ソナム・ギャルツェン・ゴンタ[ソナムギャルツェンゴンタ][Sonam Gyaltsen Gonta]
1955年、チベット本土のティンリ村に生まれる。中国のチベット侵攻によりインドへ亡命。73年よりダラムサラ仏教論理大学でチベット仏教を学び、修行を積む。83年に来日、日本仏教を学ぶ。92年、大正大学大学院文学研究科博士課程(仏教学)修了。現在、チベット仏教普及協会(ポタラ・カレッジ)会長。96年、デプン僧院にて「ゲシェー」(仏教哲学博士)の学位を受ける
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