近代日本の国家と浄土真宗―戦争・ナショナリズム・ジェンダー

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  • サイズ B5判/ページ数 285p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784831855695
  • NDC分類 188.72
  • Cコード C3021

出版社内容情報

「国民の仏教」=「鎌倉新仏教」論の生成、西洋との遭遇、「国家神道体制」の成立、対外戦争の勃発、「良妻賢母」という規範の喧伝――。

国民国家形成のプロセスにおいて、仏教はいかに「国民国家の〈宗教〉」たろうとしたのか。また、そこにはいかなる葛藤があったのか。

主に浄土真宗(真宗大谷派)に関する諸問題を題材に、真宗者・真宗教団が打ち出した信仰(信心)の言説を分析し、国民国家と仏教の関係をいま改めて考察する。

【目次】
序 章
第一章 〈近代仏教〉再考―日本近代仏教史研究と「鎌倉新仏教」論―
第二章 甦る清沢満之
第三章 仏教者の自己認識と内地雑居論―日本人論・日本文化論の視点を手がかりに―
補論1 仏教者と「報徳」―明治後期~大正前期の仏教界の動向と関連して―
第四章 神道非宗教論をめぐって―せめぎあう神仏―
第五章 真宗大谷派と戦中・戦後史
第六章 真宗大谷派における女性教化―明治・大正・昭和・平成の教説をたどる―
第七章 国民「宗教」の創出―暁烏敏の天皇「生仏」論をめぐって―
補論2 近代日本における自他認識―アイデンティティと「信仰」―
第八章 日本主義的教養と一九三〇年代の仏教者―暁烏敏と記紀神話の世界―
終 章 日本近代仏教史研究の行方―「精神主義」研究を手がかりに―

内容説明

「国民の仏教」=「鎌倉新仏教」論の生成、西洋との遭遇、「国家神道体制」の成立、対外戦争の勃発、「良妻賢母」という規範の喧伝―。近代日本における国民国家形成のプロセスにおいて、仏教はいかに「国民国家の“宗教”」たろうとしたのか。また、そこにはいかなる葛藤があったのか。主に浄土真宗(真宗大谷派)に関する諸問題を題材に、真宗者・真宗教団が打ち出した信仰(信心)の言説を分析し、国民国家と仏教の関係をいま改めて考察する。

目次

序章
第1章 “近代仏教”再考―日本近代仏教史研究と「鎌倉新仏教」論
第2章 甦る清沢満之
第3章 仏教者の自己認識と内地雑居論―日本人論・日本文化論の視点を手がかりに
補論1 仏教者と「報徳」―明治後期~大正前期の仏教界の動向と関連して
第4章 神道非宗教論をめぐって―せめぎあう神と仏
第5章 真宗大谷派と戦中・戦後史
第6章 真宗大谷派における女性教化―明治・大正・昭和・平成の教説をたどる
第7章 国民「宗教」の創出―暁烏敏の天皇「生仏」論をめぐって
補論2 近代日本における自他認識―アイデンティティと「信仰」
第8章 日本主義的教養と一九三〇年代の仏教者―暁烏敏と記紀神話の世界
終章 日本近代仏教史研究の行方―「精神主義」研究を手がかりに

著者等紹介

福島栄寿[フクシマエイジュ]
1965年京都市に生まれる。1989年山口大学人文学部卒業、1991年山口大学人文科学研究科修了、1995年大谷大学文学研究科博士後期課程満期退学。真宗大谷派教学研究所研究員、札幌大谷大学准教授等を経て、大谷大学文学部教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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いとう・しんご

9
宗教と差別について検索したときに見つけた本。ずばり衝撃的な掘り出し物です!昨年刊行の本で新しい研究動向も踏まえつつ、文献資料を丁寧に渉猟し、明治以降の仏教、主として真宗大谷派の歴史を戦争責任と女性差別を追いかけています。最後の2割ほどは純粋な信仰の追求からスタートしながら時局迎合的な戦争翼賛者に横ずれしていった念仏者、暁烏敏の思想的な展開を追求していて、信仰論、啓示論としても興味深い。寡聞にしてキリスト教関係でこういう歴史研究が見当たらない以上、真宗大谷派の信仰の方がまだしも健全なんだなぁ、と思いました。2024/08/18

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