内容説明
独創的な言葉でつづられた道元の教説を西洋哲学や宗教思想と比較して解釈し、教説・思想の相互理解とそれぞれの理解の深化を進めていく「比較解釈学的方法」から考察する。
目次
第1編 対話哲学としての道元思想(対話の構造;自然との対話;人間との対話)
第2編 道元教説と比較思想―対話の可能性を求めて(宗教的世界観と現代認識論―一元論的世界観の系譜;宗教的清貧論と現代的価値観―宗教行動としての「捨」の意味;言語の創造性と道元の言語観;幸福論と前仏教の和平意識;東西宗教思想の対話―マルティン・ブーバーの対話哲学)
第3編 道元教説と現代社会(現代的死生観との対話;科学と宗教の対話;現代社会の諸問題と道元教説)
著者等紹介
岡島秀隆[オカジマシュウリュウ]
昭和29年(1954年)愛知県生まれ。南山大学文学部哲学科卒。愛知学院大学大学院文学研究科博士課程満期退学。文学修士。米国カリフォルニア州スタンフォード大学仏教学研究所にて在外研究(平成14年“2002年”4月から1年間)。現在、愛知学院大学教養部教授・禅研究所所長。曹洞宗霊松寺住職。日本佛教学会理事、比較思想学会理事、東海印度学仏教学会理事、愛知県北名古屋市教育委員会委員など。主な研究分野は、宗教哲学、比較宗教思想、禅仏教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 老人六法 〈平成6年版〉