出版社内容情報
死後の浄土往生を説く従来の教学が、親鸞思想の本義ではないことを、親鸞が説く願生思想の意義を明確にすることで明らかにする。教義の通説を根底からくつがえす画期的論文集。
内容説明
この書に収めた十ほどの文章は、その折々の要請にしたがってあるいは執筆し、あるいは講話したものを文章に改めたものであって、一つの主題をもって書き下したものではない。けれども「往生‐正定聚‐願生」という主題に自から関わっている。題を「往生浄土の自覚道」としたのは、その課題的関心の表明である。
著者等紹介
寺川俊昭[テラカワシュンショウ]
1928年広島県に生まれる。1952年東京大学文学部宗教学科卒業。1954年東京大学大学院修了。元大谷大学学長。現在、大谷大学名誉教授、文学博士、真宗大谷派西願寺住職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。