内容説明
本書は、一九八五年一月から一九八九年三月までの四か年間、真宗大谷派日豊教区の「聖典講座」で行われました著者の「正信偈」講義をまとめたものである。ただ、「聖典講座」の講義録の一部が不備であったために、「世自在王仏と法蔵菩薩」（『大慈山叢書』第八集所収）という同趣旨の講義によって補い、著者の意志を十全に残すように配慮した。
目次
『正信偈』から何を学ぶか（『正信偈』を学ぶ意義；真実の法を求める私たちの姿勢を問う ほか）
偈前の文と帰敬（『正信偈』偈前の文；仏陀をどう受けとめているか ほか）
弥陀章（仏とは何か；真実の仏に遇う ほか）
釈迦章（人間のはからいの否定；主観性を破る念仏 ほか）
著者等紹介
平野修［ヒラノオサム］
１９４３（昭和１８）年石川県に生まれる。大谷大学大学院博士課程を経て、１９９１年まで九州大谷短期大学教授。１９９５年９月示寂
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