内容説明
この世に安穏はあるのか?この問いに対して身を賭して臨んだ、日本思想史上の傑人・親鸞。その思惟の独自性を、同時代人である日蓮や無住らの挙動、武家政権の政策・動静をも視野に入れ、思想史上に位置づける意欲的論考。
目次
序章 中世の人々と安穏
第1章 親鸞の安穏―その宗教的意義と社会的意義
第2章 阿闍世と安穏―親鸞における「難治の機」と「難化の機」の問題
第3章 日蓮の安穏―「現世安穏・後生善処」の意味
第4章 現世と来世の安穏―『沙石集』にみる遁世という生き方
第5章 中世の社会と安穏
終章 思想としての「安穏」
著者等紹介
市川浩史[イチカワヒロフミ]
1956年、徳島県生まれ。1980年、東北大学文学部卒業、1988年、同大学大学院博士課程後期単位取得退学。同年、群馬県立女子大学文学部専任講師。2003年、同大学教授、同年、博士(文学)。日本思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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