内容説明
『浄土論註』の随所に埋め込まれた還相回向の課題を摘出し、その現代的意義について熱く語る!さまざまな文献にもとづき親鸞教学の思想史的解明に尽力した「幡谷法座」の集大成。
目次
第一章 『浄土論註』を読むために
第二章 曇鸞の生涯
第三章 他力易行道の開顕
第四章 願生心によって開かれる浄土の世界
第五章 普共諸衆生の大地
第六章 曇鸞の人間観と願生論
著者等紹介
幡谷明[ハタヤアキラ]
1928年、島根県浜田市真宗大谷派顕正寺に生まれる。1951年、大谷大学文学部卒業。1955年、大谷大学研究科修了。1962年、大谷大学専任講師に就任。1972年、大谷大学教授に就任。1980年、安居次講を務める。1992年、文学博士。安居本講を務める。1994年、大谷大学名誉教授に就任。2012年、真宗大谷派講師・董理院董理に就任。2021年、逝去(満93歳)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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