出版社内容情報
イランの西部に位置するササン朝ペルシア時代(三~七世紀)の遺跡、ターク・イ・ブスターン洞。「楽園のアーチ」と呼ばれるこの遺跡には、岩山、涌水をたたえる池、楊木やその他の緑蔭地があり、池に臨んだ断崖には、神と王の三尊式の像や飛天像、生命の樹、鹿・猪の狩猟の様子が浮彫で表されている。西アジアにある楽園泉地の遺跡を図像学、比較文明論の視点から考究して、地獄・極楽のイメージを探る。
目次:
Ⅰ はじめに
Ⅱ イラン風土の地獄と極楽
Ⅲ ターク・イ・ブスターン洞
Ⅳ 薬猟とは何か
Ⅴ 朝鮮半島の狩猟
Ⅵ 東アジアにおける狩猟文の造形
Ⅶ 鹿と不老長寿の観念
Ⅷ 北ユーラシアの鹿と無量寿
Ⅸ 蹲る鹿の造形
Ⅹ 泉と洞窟の意味
ⅩⅠ 阿弥陀浄土の発生
ⅩⅡ ターク・イ・ブスターン洞の神々
ⅩⅢ ターク・イ・ブスターン洞と西方浄土
附論一 薬猟考飾意匠の鹿
附論二 パルティア王宝冠考
文献改題
あとがき
解説 仏教とイラン文化(入澤崇)
【目次】
Ⅰ はじめに
Ⅱ イラン風土の地獄と極楽
Ⅲ ターク・イ・ブスターン洞
Ⅳ 薬猟とは何かⅤ 朝鮮半島の狩猟
Ⅵ 東アジアにおける狩猟文の造形
Ⅶ 鹿と不老長寿の観念
Ⅷ 北ユーラシアの鹿と無量寿
Ⅸ 蹲る鹿の造形
Ⅹ 泉と洞窟の意味
ⅩⅠ 阿弥陀浄土の発生
ⅩⅡ ターク・イ・ブスターン洞の神々
ⅩⅢ ターク・イ・ブスターン洞と西方浄土
ⅩⅣ おわりに
附論一 薬猟考
附論二 パルティア王宝冠考
文献改題
あとがき
解説 仏教とイラン文化(入澤崇)