法蔵館文庫<br> 劉裕―江南の英雄 宋の武帝

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法蔵館文庫
劉裕―江南の英雄 宋の武帝

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  • サイズ A6判/ページ数 246p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784831826336
  • NDC分類 222.046
  • Cコード C0123

出版社内容情報

王朝内部の権力争い、異民族との抗争によって混迷を深めた六朝時代。門閥貴族によって政治が支配されるなか、微賤な武人に生まれた劉裕は、その卓越した行動力と徹底した現実主義によって最後には皇帝となった。だが、即位後その生彩に翳りが――。
後代に継承された武人と貴族との合体融合の形式をもつ南朝の権力機構の本質を明らかにする好著。

【目次】

はしがき
一 計画
二 決起
三 京口
四 北と南
五 妄執
六 新政
七 テロル
八 洛陽
九 長安
十 即位
十一 死
十二 沈約独語
あとがき
劉裕関係年表
「中公文庫」のためのあとがき
「法蔵館文庫」のためのあとがき

内容説明

王朝内部の権力争い、異民族との抗争によって混迷を深めた六朝時代。門閥貴族によって政治が支配されるなか、微賎な武人に生まれた劉裕は、その卓越した行動力と徹底した現実主義によって最後には皇帝となった。だが、即位後その生彩に翳りが―。後代に継承された武人と貴族との合体融合の形式をもつ南朝の権力機構の本質を明らかにする好著。

目次

計画
決起
京口
北と南
妄執
新政
テロル
洛陽
長安
即位

沈約独語

著者等紹介

吉川忠夫[ヨシカワタダオ]
1937年、京都市生まれ。京都大学文学部史学科卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。東海大学文学部専任講師、京都大学教養部助教授を経て、京都大学人文科学研究所助教授、同教授。2000年、停年退官、京都大学名誉教授。日本学士院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

13
武力が主役となった時代を切り開いた旗手として、南朝宋の開祖劉裕を描き出す。彼がいかに貴族と対峙したかとともに、その限界も描いている。当時の武人と貴族の関係を日本の武士と公家との関係になぞらえているのが特徴か。最後に『宋書』の編者沈約の独白という形で劉裕の評価と彼の死後の状況を描くという趣向も面白い。2022/05/18

kuroma831

2
50年前の中国人物叢書の再々刊行。劉裕が東晋末期に桓玄打倒のクーデターを起こすところから、禅譲によって劉宋を建国するまでの一代記として描く。吉川忠夫の人物史は読みやすくて本当に面白いし、50年前の本やが古びない。終章が宋書の沈約自序と著者の劉裕像を混ぜ込んだ沈約による語りで宋〜斉〜梁の三王朝を語るという構成も面白い。本書のテーマは劉裕を主人公にしつつ、後漢末期から続く貴族制の漢人王朝の中で初めて武力のみで卑賤から成り上がって王朝を建てるという、南朝史におけるターニングポイントとして劉宋を捉えるのが面白い。2022/06/18

HEZPOZ

2
初出は半世紀前である。そして内容にほぼ新知見はない。これは当時三十にもなっていなかった吉川忠夫氏の調査著述が出色のものであったということだが、翻せばこういった優れた本を下敷きに新たな知見を上乗せできなかったということでもある。この本の「再発見」をきっかけとし、劉裕研究に進展がもたらされてくれればな、と願ってやまない。いや正直劉義隆(三代文帝、劉裕の三男)を研究するほうが南朝世界の解明に大きな足跡を残してくれそうな気もしていますけどね?2022/05/14

Teo

1
初出からはもう60年にならんとする本書、随分遍歴を重ねて今回は法蔵館文庫としての刊行。たまたま目について買った。魏晋南北朝の宋と言うと東晋の後を襲った南朝二代目程度の印象しかなかったが、あれ?結構北に攻め込んでいっときながら洛陽と長安を取り戻したんだね。その初代劉裕がこう言う人物だと知る事が出来た。2024/03/21

すいか

0
南朝宋を建国した劉裕の生涯について、微賤から身を起こして皇帝にまで上り詰めた立身伝中の人物として、当時の南朝貴族社会の問題点を交えながらわかりやすく叙述する。最後に『宋書』の筆者沈約の述懐という形式で総括を行うスタイルはなかなか洒落ている。各人物の正邪優劣を一面的に描いているのはかなり気になったが、劉裕の主観での叙述ということか。2022/07/12

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