法蔵館文庫<br> 死と運命―中国古代の思索

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法蔵館文庫
死と運命―中国古代の思索

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  • サイズ A6判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784831826329
  • NDC分類 124.04
  • Cコード C1110

出版社内容情報


【目次】

死して亡びざる者は寿――『老子』の死生観――
死生は命なり――『荘子』の死生観――
不死への希求――神僊の形成――
淮南王登仙の夢――『淮南子』の背景――


孔孟の「命」について――人間性とその限界――
「天」について――孔子の宗教的立場――
「知命」について――人間存在の自覚――


欲望のあり方――荀子の所説をめぐって――
中国の欲望論――古代思想の諸相――

あとがき

解 説  中嶋隆藏

内容説明

「死の懼れを自覚したとき、そこからはじめて生死の問題は発足する。生を絶ちきるものとしての死とは何か。いや、避けようとしても避けられない死の深淵へと一歩一歩と近づいてゆく、こののっぴきならない生命とはいったい何なのか」。孔子、孟子、老子、荘子、荀子等の言葉をてがかりに、中国古代における死、運命、欲望に関する思索を科学的客観的な思想史学の立場から討尋し、生存の総体についての意味を追求する。

目次

1(死して亡びざる者は寿―『老子』の死生観;死生は命なり―『荘子』の死生観;不死への希求―神僊の形成 ほか)
2(孔孟の「命」について―人間性とその限界;「天」について―孔子の宗教的立場;「知命」について―人間存在の自覚)
3(欲望のあり方―荀子の所説をめぐって;中国の欲望論―古代思想の諸相)

著者等紹介

金谷治[カナヤオサム]
1920年、三重県生まれ。東北帝国大学法文学部支那哲学科卒業。文学博士。東北大学名誉教授、追手門学院大学名誉教授、日本学士院会員。2003年、勲二等瑞宝章受章。著書多数。2006年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さとうしん

13
古代中国の死生観、運命論、欲望論に関する論考を集めたもの。著者の体験が所々織り込まれているのが面白い。登仙という発想が始皇帝の頃には見られず、武帝の頃にようやくむ出てきたこと、性悪説が『荀子』の中で決して重要ではなかったことといった説が注目される。また昨今の流行とは異なり、現代においても「無欲恬淡」を説いているあたりも要注目。2022/04/11

可不可

1
■3部に分かれている。1部は、死(不死を含む)について。2部は、命(天命、使命・運命)について。3部は、欲望について。当方が面白いと思ったのは、2部と3部。■……ずいぶん以前に、ハードカバーの元本で三分の二ほど読んだまま中断してしまっていた。ずっと気になっていたが、ようやく読了した。■孔子の回想である「五十にして天命を知る」の解釈が面白かった。金谷以前の通説は「天命=使命」と考えられていたそうだが、まだ若い研究者であった金谷は「天命=運命」と解釈して、学会に衝撃を与えたという。痛快であった。2022/08/09

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