内容説明
仏道の究極の目標ともいえる「解脱」。それは「全人格的思惟」の実習を通して形なきいのちであるダンマが生の根源態である「業熟体」に顕現することであるとは、いったいいかなる事態なのか。徹底した禅定実践と学問研鑽によって仏道を求め、かくして到達したブッダの解説に基づき、東西の思想・哲学・宗教・科学世界を語り、そして一切の枠組みを超えた真理を究明する。稀有の求道者の今生の到達点を示した最後の書。
目次
第1部(解脱への道;仏道の原態;仏道の基幹線;宗教を超える真理)
第2部(人類学とヒトの特徴;科学といのちとの和解を目指して)
著者等紹介
玉城康四郎[タマキコウシロウ]
1915年熊本市に生まれる。1940年東京大学文学部印度哲学科卒業。東京大学文学部教授、東北大学教授、日本大学文理学部教授などを歴任。東京大学名誉教授。著書多数。1999年1月14日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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