出版社内容情報
3・11以降の日本社会の変化を踏まえ、仏教学と教育学の接点を明確にし、今日の仏教教育のあるべき姿を原理的かつ具体的に論ずる。
はじめに 本書の意図と構成……………… 矢島道彦
第一部 原理編
第一章 人たらしめるもの──仏教教育──……………… 齋藤昭俊
第二章 〈インドの黄金律〉から仏教の「同事」へ
──仏教倫理の成立に関する一考察──……………… 矢島道彦
第三章 日本文化と仏教教育……………… 平田俊博
第四章 場所的仏教教育論──仏教教育のトポスへの問い──……………… 笹田博通
第五章 教化と教育──二つの仏教教育をつなぐもの──………………小池孝範
第六章 児童生徒の「生きる力」を育む道徳教育の構想について
──仏教教育の観点から── ……………… 豊泉清浩
第七章 類概念「宗教教育」・種概念「仏教教育」考……………… 小山一乘
第八章 仏教教育原理考……………… 北畠知量
第九章 「仏教」と「保育」という異質な言葉が出会う場所
──幼児教育における仏教性の現われについての分析──……………… 山内清郎
第二部 歴史編
第一○章 島地黙雷の仏教的女子教育論………………川村覚昭
第一一章 鎌倉念仏訴訟関係者への親鸞の対機説法……………… 谷川守正
第一二章 禅仏教の教育──道元禅師の教育を中心に── ……………… 吉田道興
第一三章 道元の仏性論に基づくいのちの教育……………… 岩瀬真寿美
第一四章 仏教における心と身
──一遍仏教の修行・教化を中心に── ……………… 竹内 明
第一五章 近代教育者の仏教観と教育実践
──第六高等学校の池山栄吉の場合── ……………… 梶井一暁
第三部 実践編
第一六章 幼児期の人間形成と仏教
──身体活動の持つ教育的な意味を中心に── ……………… 佐藤達全
第一七章 『法華経』「提婆達多品」第十二に対する大学生の「善知識」の理解……………… 伊藤奈保子
第一八章 真宗とクライエント中心療法の接点……………… 譲 西賢
第一九章 「倫理」教科書の「仏教」についての覚え書き……………… 江田昭道
第二○章 真宗大谷派学校連合会宗教科テキスト 新『ともしび』試案……………… 太田清史
第二一章 震災ボランティア活動と宗教教育……………… 岡村直樹
第二二章 宗教教育をめぐる対話
──科学主義の乗り越えに向けて── ……………… 村島義彦
あとがき……………… 川村覚昭
執筆者紹介
日本仏教教育学会[ニホンブッキョウキョウイクガッカイ]
目次
第1部 原理編(人たらしめるもの―仏教教育;“インドの黄金律”から仏教の「同事」へ―仏教倫理の成立に関する一考察;日本文化と仏教教育 ほか)
第2部 歴史編(島地黙雷の仏教的女子教育論;鎌倉念仏訴訟関係者への親鸞の対機説法;禅仏教の教育―道元禅師の教育を中心に ほか)
第3部 実践編(幼児期の人間形成と仏教―身体活動の持つ教育的な意味を中心に;『法華経』「提婆達多品」第十二に対する大学生の「善知識」の理解;真宗とクライエント中心療法の接点 ほか)
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- 和書
- 新編 パーキンソンの法則