内容説明
生命科学や宇宙論など現代科学の状況を総覧し、西田幾多郎・ホワイトヘッドの哲学をベースに、仏教の視座から“宗教と科学”のあるべき関係を探る話題の書。
目次
1 現代の状況
2 宇宙論の進化
3 宗教と科学が相互にかかわる四つの在り方
4 宗教と科学のあいだにかかわる問題提起の前提
5 ホワイトヘッド哲学における宗教と科学のあいだ
6 西田哲学における宗教と科学のあいだ
7 田辺哲学における宗教と科学のあいだ
8 浄土教思想の基本的課題
9 自然科学成立の根源的場
著者等紹介
武田龍精[タケダリュウセイ]
1940年広島県生まれ。現在の専門研究分野は浄土教思想の哲学的研究。大乗仏教思想とホワイトヘッド哲学との比較綜合を探究。京都学派(西田・田辺・西谷)の哲学に啓発されつつ、「宗教と科学」の課題に取り組んでいる。またキリスト教神学者との宗教対話に30年間従事。浄土真宗本願寺派海外開教伝道の実態調査、教学的研究を行っている。米国クレアモント神学院修士課程卒業。龍谷大学文学研究科博士課程単位取得。現在、龍谷大学文学部教授。文学博士
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