出版社内容情報
超越とは何か。どうすれば超越のはたらきに接することができるのか。
言語による拘束から脱却することにより、情報化された現代が見失った「真実と平和を願うこころ」を取り戻すための最新講義。
■目次■
はしがき
第一講 概説
主題/情報の問題性/メタノイア/拘束状態の問題性/解放/むすび
第二講 コードフリー―パウロの場合
パウロの律法理解/信仰による義認/翻訳についての解説/コードフリーからレーマフリーへ/パウロの律法論の検討
第三講 コードフリー再考―私の場合
問題の所存/私の場合/省察
第四講 レーマフリー
大学院進学とドイツ留学中の経験―通念と事実の齟齬/直接経験/新しい知見/レーマフリーとキリスト教信仰の再解釈
第五講 解放がもたらすこと
コードフリーとレーマフリーによってわかってきたこと/場所論的解釈/まとめと言葉の恢復
第六講 メタノイアにいたる途
単なる自我が情報を処理する構造/転換/再びコードフリーからレーマフリーへ/主-客直接経験と瞑想/むすび
あとがき
内容説明
「こころ」を取り戻すための宗教六講。言語による拘束からの解放。
目次
第1講 概説
第2講 コードフリー―パウロの場合
第3講 コードフリー再考―私の場合
第4講 レーマフリー
第5講 解放がもたらすこと
第6講 メタノイアにいたる途
著者等紹介
八木誠一[ヤギセイイチ]
1932年生まれ。東京大学卒業。同大学院博士課程満期修了。専攻は新約聖書神学、宗教哲学。東京工業大学教授、ベルン大学(スイス、客員教授)、ハンブルグ大学(客員教授)、横浜桐蔭大学教授を経て、現在、東京工業大学名誉教授、文学博士(九州大学)、名誉神学博士(ベルン大学)。元日本基督教学会理事長、元東西宗教交流学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。