宗教多元主義―宗教理解のパラダイム変換 (増補新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784831810588
  • NDC分類 161.1
  • Cコード C1314

内容説明

キリスト教、仏教、イスラム教―諸宗教の新たな出会いの地平を“宗教多元主義”の視座から拓いたジョン・ヒックの代表作に、最新の業績・年譜などの貴重なデータ、その生涯と思想を辿る「ジョン・ヒック考」などの論考を加えた増補新版。

目次

第1章 三つの論争
第2章 「何かを何かとして見る」と宗教的経験
第3章 宗教多元主義の哲学
第4章 宗教多元主義と絶対的主張
第5章 宗教の等級づけについて
第6章 相いれない宗教的真理の主張について
第7章 宗教多元主義の擁護
第8章 終末論的検証の再考
第9章 現在と未来の生命

著者等紹介

ヒック,ジョン[ヒック,ジョン][Hick,John]
1922年、英国スカーボロに生まれる。エディンバラとオックスフォードで哲学を、ケンブリッジのウェストミンスター神学院で神学を修めた。米国のコーネル、プリンストン、クレアモント、英国のケンブリッジ、バーミンガムの諸大学で教職を歴任。1986‐87年には栄誉ある英国ギフォード講座を担当。1991年には宗教思想に新分野を開拓した功により米国グレウィマイヤー賞を受賞。宗教多元主義の唱導者として世界に名を成した

間瀬啓允[マセヒロマサ]
1938年、愛知県半田市に生まれる。慶應義塾大学文学部、同大学院修士・博士課程を修了。専攻は哲学・宗教哲学。1974‐75年、英国留学の機会を得てジョン・ヒックに直接に師事、わが国にヒックを紹介した。現在、慶應義塾大学名誉教授、東北公益文科大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bevel

2
ウィトゲンシュタインの「言語ゲーム=文化」を拡張して、宗教を、風土的慣習に影響される二次的な経験解釈として示し、その教義のうちに含む救済的なものなどを共通とみて、それ以外の部分の恣意性を引き受けるように説いている。キリスト教徒のパラダイム転換を狙う「政治」を行っているので、うまく入り込めない部分も多かった。2010/02/11

ポグロム

0
自分の思想と近いことへの心地よさに抗しながら読んだ。2016/02/12

あんとれ

0
図解しました http://entrepreneur1986.seesaa.net/article/113984733.html2009/02/10

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