内容説明
キリスト教、仏教、イスラム教―諸宗教の新たな出会いの地平を“宗教多元主義”の視座から拓いたジョン・ヒックの代表作に、最新の業績・年譜などの貴重なデータ、その生涯と思想を辿る「ジョン・ヒック考」などの論考を加えた増補新版。
目次
第1章 三つの論争
第2章 「何かを何かとして見る」と宗教的経験
第3章 宗教多元主義の哲学
第4章 宗教多元主義と絶対的主張
第5章 宗教の等級づけについて
第6章 相いれない宗教的真理の主張について
第7章 宗教多元主義の擁護
第8章 終末論的検証の再考
第9章 現在と未来の生命
著者等紹介
ヒック,ジョン[ヒック,ジョン][Hick,John]
1922年、英国スカーボロに生まれる。エディンバラとオックスフォードで哲学を、ケンブリッジのウェストミンスター神学院で神学を修めた。米国のコーネル、プリンストン、クレアモント、英国のケンブリッジ、バーミンガムの諸大学で教職を歴任。1986‐87年には栄誉ある英国ギフォード講座を担当。1991年には宗教思想に新分野を開拓した功により米国グレウィマイヤー賞を受賞。宗教多元主義の唱導者として世界に名を成した
間瀬啓允[マセヒロマサ]
1938年、愛知県半田市に生まれる。慶應義塾大学文学部、同大学院修士・博士課程を修了。専攻は哲学・宗教哲学。1974‐75年、英国留学の機会を得てジョン・ヒックに直接に師事、わが国にヒックを紹介した。現在、慶應義塾大学名誉教授、東北公益文科大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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