内容説明
「国学」と「国学的なるもの」。思想戦の最前線に配置された国学とは何だったのか。戦争遂行のプロパガンダとして利用された「国学的なるもの」を読み解く。
目次
序章 国学の敗戦―「国学的なるもの」の思想戦敗北
第一章 馭戎論と戦争
第二章 幕末勤皇歌論と時局
第三章 宣長国学と小学教科書
第四章 日本精神論と非常時
第五章 「日本的なるもの」と北支事変
第六章 国生み神話と大東亜共栄圏
第七章 神風史観と本土決戦
著者等紹介
田中康二[タナカコウジ]
1965年、大阪市生まれ。神戸大学文学部卒業、同大学大学院文化学研究科博士課程単位取得退学。1994年、富士フェニックス短期大学専任講師、助教授を経て、2001年、神戸大学文学部助教授。同准教授、教授を経て、2018年、皇學館大学文学部教授。博士(文学)(神戸大学)。日本近世文学、国学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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