内容説明
テレビアニメの流行とともに、声優は独立した職業として注目されるようになり、やがてブームが到来する。そして今や、テレビ、ラジオ、インターネット、ゲームなど、聴こえてくる声の多くを担う「夢」にふさわしい職業である。しかし、まず言わなければならないのは、なかなか「なれない」ということ。そんな声優の仕事の実際となるまでの道のりを紹介する。
目次
1章 ドキユメント 声の「職人」たち(オーディションから声優に―寿美菜子さん・ミュージックレイン;劇団員から声優に―小林親弘さん・円企画;子役から声優に―小島幸子さん・マウスプロモーション ほか)
2章 声優の世界(声優とはなんだろう;声優の仕事;声優が活躍する現場 ほか)
3章 なるにはコース(適性と心構え;声優に必要なこと(国語力、訓練など)
声優への道のり ほか)
著者等紹介
山本健翔[ヤマモトケンショウ]
演出家、俳優(劇舎カナリア、劇詩人加藤道夫企画主宰)/大阪芸術大学舞台芸術学科・大学院教授。坂東玉三郎丈に多くを学び、ニューヨーク、テリー・シュライバー・スタジオで研修、公演にも参加。詩が交響し世界を問う作品を中心に演劇、ダンス、ライブ、テーマパークと手がける分野は幅広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いっちゃん
16
日頃読むこともない、興味のある分野でもない、ハウトゥー本ですが、面白かったです。特に第一章の現役人気声優さんの来し方、心構え、小説のようでした。2022/08/07
チャリー・コグコグ
11
簡単には声優で飯を食っていくことはできないとはっきり明言していることに好感。 声優になるためにすべき努力を明示してあるのも良い。想像以上に真摯な内容。エンタメ業界の片隅で仕事をしている身としてはここに書かれている努力ができない子がほとんどなのを知っているので。2022/11/10
ぽんてゃ
9
こういう本はなんだか照れるかんじがしていたけれど、なりたいものやりたいことを素直に調べる事はとても有りだと思った。10代の子におすすめしたい。シンプルに入口がわかるのとやるべき事が見えるなと思った。 仕事とは人生であると思うけれど、パートとか短時間アルバイトの場合には誰でもできる的な仕事をほぼ生活のためにしている人が身近には多いと思った。なんでも良いから職にありつく事、しっかり狙いを定めてスキルを身につけながら辿り着くのとではまた色々変わってくる気がする。わからない。どちらも良いと思うけど!ニート飽きた!2023/06/25
Mik.Vicky
5
知りたい理由ができたので、図書館で借りて読んでみたが、声優を職業にし生活するのはすごく難しそう。副業としてできる仕事でも無さそうだ。 声優の犠牲の上に成り立つ仕組みではないように改善が必要なのかもしれない。この本のみを読んだ感想なので、的外れかもしれないが。2025/01/06