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内容説明
東アジア最高の経典『論語』―現代でも愛読され続けているこの書物の日本における価値の源泉を、江戸時代の儒者による解釈と注釈に求め、“東アジア儒学”という多元的な視野から比較してその意義と特質を見定める。
目次
第1章 中日儒学思想史のコンテクストから論じる「経典性」の意義
第2章 経典解釈における「コンテクスト的転換」―中日儒家思想史の視野から
第3章 日本儒学における『論語』―『孟子』との比較を通じて
第4章 護教学としての経典解釈学―伊藤仁斎
第5章 政治論としての経典解釈学―荻生徂徠
第6章 日本儒者の『論語』「学而時習之」解釈
第7章 日本儒者の『論語』「吾道一以貫之」解釈
第8章 日本儒者の『論語』「五十而知天命」解釈
第9章 日本儒者の経典解釈の伝統的特質―「実学」の日本的コンテクスト
著者等紹介
黄俊傑[コウシュンケツ]
1946年、台湾・高雄県生まれ。国立台湾大学歴史学部卒業。同大学大学院歴史学部修士、ワシントン大学(シアトル)大学院歴史学部博士。現在、中華民国教育部国家講座教授。国立台湾大学講座教授。同大学人文社会高等研究院院長・「東アジア儒学」研究プロジェクトプロジェクトマネージャー。中央研究院中国文哲研究所合聘研究員。専攻、東アジア儒学、戦後台湾史
工藤卓司[クドウタクシ]
1979年、大分県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。国立台湾大学中国文学系、中央研究院中国文哲研究所、国立清華大学中国文学系での博士後研究員を経て、致理技術学院応用日語系助理教授。専攻、漢代政治思想、礼学、日本漢学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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きさらぎ