内容説明
「こうなりたい」という目標をさがして、自分の仕事を決めるきっかけにしよう。伝記で学ぶ職業人の「生き方」シリーズ第3弾。
目次
1 数々の失敗を乗り越えて―ペスタロッチ(教育者)
2 遊びのなかで子どもを育てる―フレーベル(幼児教育者)
3 子どもを信じて自由をあたえる―モンテッソーリ(幼児教育者)
4 子どもたちとともに生きる―コルチャック(教育者・小児科医)
5 国難の時代に立ち向かう―緒方洪庵(教育者・医師)
6 時代の先を見越して教える―福沢諭吉(教育者)
7 教育とは楽しいものだ―嘉納治五郎(教育者・柔道家)
8 職業をもち自立した女性を育てる―津田梅子(教育者)
9 不本意でも教師になってみれば―宮沢賢治(児童文学者)
特別編 生徒一人ひとりを見つめる―大村はま(教育者)
著者等紹介
三井綾子[ミツイアヤコ]
教育ライター・キャリアカウンセラー(米国CCE,Inc.GCDF1569‐JP)。1973年、静岡県生まれ。全国の学校を多く取材し、最新の教育・研究事情など進学に関する情報を紹介している。また「進学お悩み相談室」のメール相談員として、高校生の進路相談を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kazutaka Horii
2
教師という仕事に関する偉人伝。教育史の勉強の一助にしたいと思って読みました。紹介された10人の教育者は、変わりゆく時代に合わせた教育スタイルを研究したり、目の前にいる子どもたちを見つめ、研究したり…思考錯誤しながら、時代と戦いながら突き進む姿から、今も昔も変わらない教育者の姿を感じられた。 教えるために自ら学び続ける姿勢を忘れないようにしたいと思いました。2018/03/11
pikkoro
0
372 読みやすかった2012/12/07
フクロウナギ
0
ペスタロッチについて読みたくて手に取りました。何度も挫折を繰り返しながらも自身の信念を貫く姿勢に感服しました。ペスタロッチ以外にもたくさんの偉人について「教育者」の観点からストーリーがまとめられていて大変勉強になりました。とくに緒方洪庵については有名ですがその人生についてはあまり知りませんでした。もう少し詳しく調べてみたくなりました。信念がある人、心に師匠がいる人は強いですね。2022/02/16
鵜殿篤
0
まあ、教育者の伝記をまとめたものではあるが。著者の優しさがあふれるチョイスと表現になっていて、とてもいい。同じく伝記をまとめるにしても、私がやったら、逆立ちしてもこうはならない。著者の温かみが存分に出ている、とてもいい本だと思った。教員を目指す学生が読むには、とてもいい本ではないだろうか。2019/08/12