- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 哲学・思想
- > 日本の哲学・思想(近世)
内容説明
江戸の豊穣な知性とコミュニケーションから生まれた平田篤胤の思想を、同時代のなかで読み解き、平田学派の書物をめぐる人々の様相、また書物そのものの動きを追う「書物の社会史」という視点から、史料をもって描き出す。
目次
知の共鳴―平田篤胤をめぐる書物の社会史
第1部(平田篤胤の常陸・下総訪問;越後の平田国学―平田銕胤の越後巡遊と『医宗仲景考』;気吹舎の著述出版構造;気吹舎における出版費用と門人たち;『稲生物怪録』の諸本と平田篤胤『稲生物怪録』の成立)
第2部(国学者平田篤胤の著書とその広がり;平田篤胤『古今妖魅考』の出版事情;秋田の平田門人と書物・出版;幕末維新期の東信州と平田国学)
第3部(平田国学の再評価と書物の社会史という視点;『鬼神新論』における人と神々)
著者等紹介
吉田麻子[ヨシダアサコ]
1972年、東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程単位取得退学。博士(文学)。学習院女子大学・相模女子大学・東海大学などで非常勤講師を勤める。専攻は日本近世文学・日本近世社会史・日本近世思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。