なるにはＢＯＯＫＳ 社会福祉士・精神保健福祉士になるには

田中 英樹/菱沼 幹男【著】

ぺりかん社（2011/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 179p／高さ 19cm
• 商品コード 9784831512895
• NDC分類 369
• Cコード C0036

内容説明

１章　ドキュメントでは、第一線で活躍する方々を取材。生きた仕事の現場を紹介。２章　社会福祉士の世界では、社会福祉士の歴史や将来性、進路などのなりかたを紹介。３章　精神保健福祉士の世界では、精神保健福祉士の歴史や将来性、進路などのなりかたを紹介。

目次

１章　ドキュメント　支援の手をさしのべて（相談者の気持ちに寄り添いながら、生活を支えていく仕事―新井玲奈さん・鴻巣市役所；高齢者のよりよい生活のために、調整役として働く―山本和浩さん・関町特別養護老人ホーム；精神科の医療機関で患者を支える―中村江美子さん・井之頭病院　ほか）
２章　社会福祉士の世界（社会福祉とは―国民が安心して暮らすための権利；社会福祉士の誕生から現在まで―新たな時代を担う社会福祉士養成に向けて、２０年ぶりの法改正；社会福祉士が活躍する現場と仕事―幅広い職場で、福祉のスペシャリストとして活躍する　ほか）
３章　精神保健福祉士の世界（精神保健福祉士の誕生から現在まで―社会のさまざまな要請により、誕生した国家資格；精神保健福祉士が活躍する現場と仕事―病院、行政を中心に幅広い分野で働く；精神保健福祉センターで働く―心の健康と精神障害者にかかわる　四方田清さん・千葉県精神保健福祉センター　ほか）

著者等紹介

田中英樹［タナカヒデキ］
１９４８年北海道生まれ。日本社会事業大学大学院博士後期課程修了。博士（社会福祉学）。精神保健福祉士。精神保健福祉相談員、医療社会事業員として２７年間勤務後、佐賀大学、長崎ウエスレヤン大学を経て、早稲田大学人間科学学術院教授。ＮＰＯ法人「日本地域福祉研究所」副理事長

菱沼幹男［ヒシヌマミキオ］
１９７１年茨城県生まれ。日本社会事業大学大学院博士後期課程修了。博士（社会福祉学）社会福祉士。社会福祉協議会職員、高齢者デイサービスセンター生活相談員等を経て、日本社会事業大学社会福祉学部助教。ＮＰＯ法人「日本地域福祉研究所」理事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Yuina🌸]

完全に私が専攻している分野の勉強のための本。 あまり専攻分野の本は自分がこの仕事に向いてないんじゃないのかって思ってしまうのが怖くて避けていたのけど、 読んでみるといろんな考え方や価値観を学べるし、 やっぱり自分はこの分野を学んでよかったと自信がついた。 もっと、専門知識を深めていきたい。

2021/03/07

[くろまによん]

全体像として面白いけれども、取得してもあんまりお金になる仕事じゃなさそうだなと感じた。資格はいらないけど、この分野における体系的な知識はほしい。

2015/03/05

[焼きナス]

あとがきの「ソーシャルワーカーの仕事は一生かけてもやりがいのある仕事。人々を苦しみから解放し、社会から排除される人々をなくし、誰にとっても幸せを実現することが使命」との言葉がこの仕事のやりがいと大変さを表していると思う。福祉や人権に関心がある人にはおススメの本。 業務内容自体は関係各所との連携、担当する方への粘り強い対応などで多忙。何よりもやりがいを感じるかが必要であろう。

2014/06/17

[鮭]

他職種理解の為通読。相手に対する姿勢の違いこそ、福祉と医療の大きな違いなのではないかと感じた。当然ながら医療職にも思い遣りはあるであろう。しかし、患者にとって現実世界への出口の導き手の最たるものはソーシャルワーカーなのである。内容的にはPSWの産業界進出に大きな衝撃を受けた。

2014/01/27

[ゆき]

先進諸国における精神科病床数は人口1万人に対して10床未満が大半であり、一方で日本は28.7床という入院医療のしめる割合はきわめて高い。08年後半の世界的不景気の長期化や、それを長時間労働・過重労働で補う日本では今後ますますこうした社会福祉士・精神保健福祉士のサポートが重要になってくると思う。P.46「福」は「神の恩恵により満ち足りている」宇を表し「祉」は「神が足をとどめる」状況を表しており、どちらも幸福を意味する。したがって「福祉」には「神のご加護のもとで満ち足りた生活を営む」という意味が含まれている。

2012/11/19