昭和の創作「伊賀観世系譜」―梅原猛の挑発に応えて

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昭和の創作「伊賀観世系譜」―梅原猛の挑発に応えて

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784831512710
  • NDC分類 773.2
  • Cコード C1021

内容説明

伊賀観世系譜とは、昭和32年から38年にかけて、伊賀の郷土史家久保文雄氏が紹介した上島家所蔵の観世家関係の系譜資料である。観阿弥の出身を伊賀とし、楠木正成の甥とするこの系図は、杉本苑子や白洲正子、平泉澄などに興味を示されてきた。学界は当初から否定的であったが、今回、梅原猛氏の挑発に応え、本書をあらたに書き下ろし、総合的に考察、昭和に創作された偽系図であることを論証する。

目次

第1章 伊賀伊賀観世系譜の内容とそれへの評価(久保文雄紹介の伊賀観世系譜の内容;伊賀観世系譜についての久保の把握;伊賀観世系譜をめぐる諸家の評価;伊賀観世系譜への平泉澄博士・梅原猛の評価とそれへの批判;伊賀観世系譜をめぐる表章の昔の発言;伊賀観世系譜をめぐる久保の見解への疑問)
第2章 伊賀観世系譜は近代の創作(伊賀観世系譜は現存諸資料に基づく編纂物;伊賀観世系譜は吉田本『世阿弥十六部集』以後の編纂;伊賀観世系譜は昭和以降の編纂―『能楽源流考』や野々村氏著書を利用している;余説あれこれ)
第3章 楠木氏縁戚説も播磨永富家縁戚説も伊賀系譜の創作(楠木氏と観世家縁戚説は架空;播磨永富家との縁戚説も架空)

著者等紹介

表章[オモテアキラ]
1927年4月26日生まれ。北海道稚内市出身。東京文理科大学卒業。法政大学教授、野上記念法政大学能楽研究所所員・所長を経て、法政大学名誉教授。第17回角川源義賞(1995年)、第100回恩賜賞・日本学士院賞(2010年)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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A.Sakurai

2
『私本太平記』で観阿弥の母が楠木正成の妹という設定を読んで,うまい設定だなと思ったことがある.『椿井文書』の読メ感想で本書に触れたものがあって,小説上の設定ではなく本当にそういう説があるのだと知った.本書はその説の根拠となった文書群が偽書だと論証するもの.肯定説の梅原猛の著作への反論なのだが,前半では口を極めて梅原猛を罵っている.それも面白いのだが,読みどころは後半で史料の文言から関連史料との突き合わせで文書が昭和になって書かれたものと推測していくロジック.史料批判の実例なのだが推理小説のようだ.2020/06/01

メルセ・ひすい

2
14-19 赤24 能楽系譜研究闘争 ヾ(。`Д´。)ノ 80歳VS.80歳のパワーに敬服。。観阿弥伊賀出身説否認が観世父子を故郷から断絶させめという見解が不可解だ(伊賀でなくとも、大和・京都なり、観世父子に故郷はある)、それが生きた人間としての観世父子の研究を奪ってしまうとの言い分も主観的過ぎて理解しがたい。つまり(観世父子の人間的研究は故郷が伊賀でなくては成立不能なのか?)…方法論が違う? 同意できない!…         ∑(゚Д゚)                          2010/11/23

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