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内容説明
近代日本の礎を築いた最大の思想家・横井小楠―その思想を晩年における「完成された小楠実学」から解明するのではなく、永青文庫所蔵資料を丹念に発掘・解読し、小楠が生きた肥後藩の時代背景とともにその思想形成過程から綿密に検証した究極の前期小楠論。
目次
第1部 「実学」の登場(藩主細川斉護の藩政改革への取り組み;藩主斉護の「実学」奨励)
第2部 「実学」の実践(長岡監物の文武芸倡方役就任;「第一次時習館改革」の推進と頓挫;「第二次時習館改革」の推進と頓挫)
第3部 実学の転回(横井平四郎の「実学」の基盤;横井平四郎の「時習館」教育批判及び儒学史批判;「小楠実学」の形成;「公議政体論」への発展)
著者等紹介
堤克彦[ツツミカツヒコ]
1944年、福岡県生まれ。同志社大学文学部文化学科卒業。熊本県立高等学校社会科教諭(36年間)、熊本県庁出向(2年間)を経歴。熊本大学大学院博士課程修了。文学博士。現在、熊本大学非常勤講師。熊本郷土史譚研究所主宰。専攻は日本近世・近現代史(思想史・文化史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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