出版社内容情報
旧制水戸高校から日本共産党に入党した著者が、やがて中央と対立し、党と決別するまで。異色の政治ドキュメント。
目次
1 梅本克己と安東仁兵衛―旧制水戸高校の風土的構造の子ら(梅本と二人の弟子;梅本克己の門を多くの青春が駆け抜けた ほか)
2 水戸国際派の闘いと生活(共産党の五十年分裂と国際派水戸共産党の誕生;遠坂良一と国際派水戸共産党 ほか)
3 東大細胞の査問・リンチ事件について―ひとの言わないことを言う(私が最近まで査問・リンチ事件を知らなかった事のいきさつと意味;学生の共産党と生活者の共産党 ほか)
4 丸山眞男批判(或るいきさつ;もう一つのいきさつと、丸山批判の批判に答えて 1 ほか)
5 哲学の悲しみ―梅本克己『主体性』の倫理性と時代性(輪郭;パトスの人 ほか)
著者等紹介
大池文雄[オオイケフミオ]
1928年(昭和3)長野県小諸市に生まれる。1947年(昭和22)旧制水戸高等学校文科甲類入学、梅本克己教授に師事。同校中退後、日本共産党水戸市委員長、同国際派全国委員会委員、同国際派・所感派統一後茨城県常任委員を歴任。1956年(昭和31)のハンガリー事件をめぐり中央と対立、1958年同党除名。一方で、新茨城タイムス社、出版社論争社、日本ソノサービスセンター、太陽グリーンランド、裾野カンツリー倶楽部等を設立する。2005年(平成17)、事業から引退。同人誌『丁卯』主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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