内容説明
アニメや映画の日本語版吹き替えでおなじみの声優。「俳優と比べて声だけだから簡単そう…」なんて思っていませんか？とんでもない！！声だけでキャラクターの魅力を伝えるのは、とても大変なこと。声優という仕事の難しさや奥深さ、やりがいをこの本から学んでみましょう。
目次
１章 ドキュメント 声を通して役に命を吹きこむ（伝えたい、届けたい！熱い思いを“声”にのせて；現場でつくりあげていくその感覚に魅せられて；セリフにこめられた“真実の心”を探して役を生きる ほか）
２章 声優の世界（声優とはなんだろう―声優の誕生から成り立ち、そして現在の声優まで；声優の仕事―たった３０分の放映をじっくりと時間をかけてつくりこんでいく；活躍するジャンル―いろいろな現場があるが、実力勝負の厳しい世界 ほか）
３章 なるにはコース（適性と心構え―他人に言葉を伝える仕事 コミュニケーションを大切に；声優に必要なこと―声優をめざすにあたり、身につけておくべきこと；声優への道のり―道はいろいろある。自分にあった進路を選ぼう ほか）
著者等紹介
山本健翔［ヤマモトケンショウ］
１９５８年東京生まれ。早稲田大学政経学部政治学科卒業。演劇集団円で、演出、俳優、声優の仕事をする一方、みずから主宰するショウデザイン舎を拠点に、ワークショップを重ねながら、劇作、翻訳、演出と幅広い活動を展開している。声優として『ロズウェル』『恋におちたシェイクスピア』などに出演（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
富士さん
3
声優ハウツー本を読んだら、その時代の声優観が分かるのではと思って読み始めましたが、なかなかの拾い物でした。著者がライターである同時に舞台系の俳優であるというのがよいです。声優の略史、仕事の実情、関係する職位。そして、声優志望者に向けて、役者からの「べき論」がバランスよく書かれています。偶然かもしれませんが、挟まれるインタビュー対象も、養成所、舞台、子役と声優の主要リクルート源が網羅されているのも素晴らしいと思います。個人的には、ナレーション仕事の紹介がもっとあって欲しかったですが、そこは求めすぎですかね。2022/04/15
フユコ
2
面白かった！プロの意識を知れる機会はどんどん作っていきたい。そして吸収出来るようになりたい。2012/09/01
紫苑@低浮上
2
図書館。演劇部員になったのもあって借りてみた2012/06/17
あむ
0
この本には声優へのなり方の他に、実際の声優さんのインタビューも収録されています。筆者も役者ということで、厳しい世界であることにも言及されており、信頼できる１冊ではないかと思います。昨今では日ナレや代々木が主流なようですが、こちらの本ではその他の養成所、劇団にも触れております。役者を目指している方には一読して頂きたいと思いました。2016/07/02
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