内容説明
人は土地・建物など、不動産とよばれるものから離れて生きてはいけない。まさに不動産は、そこで暮らし、子供を育て、憩い、生産し、働く場所として、人間が生きていく上での基盤であると言えるだろう。その不動産の価格を、必要に応じ、適正に評価するのが、不動産鑑定士。不動産の売買、賃貸借などの取引の仲介をするのが、宅地建物取引主任者。本書では、そんな不動産のプロフェッショナルたちの世界を紹介する。
目次
1章 ドキュメント 暮らしの基盤・不動産を守る人びと(自信と誇りをもって業務に励む駆け出しの不動産鑑定士;就職、結婚、子育てを経て不動産鑑定士事務所を開業;不動産の仲立ちをとおして人と人をつなぐ)
2章 不動産鑑定士の世界(不動産業とは―不動産業を担う不動産鑑定士と宅地建物取引主任者;不動産鑑定士の成り立ち―不動産鑑定士という資格はどのようにしてできたのだろうか;仕事と職場―不動産鑑定士の仕事とはどこでどんなことを行うのだろう ほか)
3章 宅地建物取引主任者の世界(不動産業の変遷―宅地建物取引主任者の成り立ちと不動産業との関係;役割と仕事―不動産業においてもっとも基本的で必要不可欠な国家資格;さまざまな職場―不動産取引全体におけるコーディネーターとしての役割 ほか)
著者等紹介
飯田武爾[イイダタケジ]
1938年東京都生まれ。1961年神奈川大学卒業後国際興業(株)に入社。不動産鑑定士。国際興業(株)代表取締役。元神奈川大学法職課程講師
森島義博[モリシマヨシヒロ]
1951年広島県生まれ。1974年慶応義塾大学法学部政治学科卒。現三菱信託銀行不動産コンサルティング部専門部長。不動産鑑定士・宅地建物取引主任者・マンション管理士など。国土交通省国土審議会不動産鑑定評価部会専門委員、明海大学不動産学部非常勤講師、社団法人東京都不動産鑑定士協会副会長
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