内容説明
明治、大正、昭和を生きた希代の禅僧・中川宋淵。東京帝国大学在学中に突如として出家、同時に飯田蛇笏に入門し、その激賞を受けた。いわゆる俳禅一如の詩境から生み出される句品は当代独歩の趣とも評される。本書『命篇』は、昭和十一年から二十四年までの作品を集めた第二詩句文集であり、透脱・枯高・遊戯の詩句が天衣無縫に展開される独自性無比の俳句世界である。
目次
空爆抄
再誕抄
輪廻抄
碗鳴抄
竹霊抄
安摩抄
風交抄
星恋抄
石心抄
著者等紹介
中川宋淵[ナカガワソウエン]
明治、大正、昭和を生きた希代の禅僧。東京帝国大学在学中に突如として出家、同時に飯田蛇笏に入門し、その激賞を受けた。いわゆる俳禅一如の詩境から生み出される句品は当代独歩の趣とも評される
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