内容説明
日本思想史上の伝統思想と革新思想のせめぎ合うさまに各時代ごとに照明をあてた論集。
目次
古代(『金光明最勝王経』と道鏡事件;最澄の大乗戒論)
中世(親鸞の悪人正機説と罪業意識;円爾弁円『坐禅論』における「教禅非一致」説;虎関師錬の夢)
近世(織田信長の自己神格化;キリシタン史料にみる「天道」について;浅井了意における「鼓吹」の意義)
近代(なぜ『修業立志編』は『福沢全集』に収録されていないのか?;明治後期におけるキリスト教排撃とそれへの対応;「アメリカの国民性」考)
著者等紹介
石毛忠[イシゲタダシ]
1938年千葉県に生まれる。東北大学大学院博士課程修了。東北大学文学部助手・大東文化大学講師をへて、現在、防衛大学校人文社会科学群教授
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