江戸の怪異譚―地下水脈の系譜

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  • サイズ A5判/ページ数 412,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784831510594
  • NDC分類 913.5
  • Cコード C1091

内容説明

近世は「怪談の世紀」であった。仮名草子から戯作文芸に至る怪異の系譜と、江戸怪談の基層をなした仏教唱導、口碑・伝説、民俗社会の実像にせまる。今あばかれる江戸奇想文化の原風景と地下水脈。

目次

第1部 仏教唱導と怪異譚(唱導と文芸の間;仏教説話の近世的位相)
第2部 怪異小説のながれ(初期怪異小説の成立;浮世草子・読本と説話・伝承)
第3部 江戸怪談の人間理解(富と怪異;産育と怪異;江戸時代人は何を怖れたか)

著者等紹介

堤邦彦[ツツミクニヒコ]
昭和28年(1953)東京生まれ。慶応義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。現在、京都精華大学人文学部教授。専攻・近世国文学、説話・伝承学
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感想・レビュー

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犬養三千代

4
中世とは違う怪異の捉え方をしたのが江戸時代。物怪よりも合理的に考えて物語を紡ぐ。その背景と考察。なかなか、手強い一冊。2020/08/14

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