内容説明
近世は「怪談の世紀」であった。仮名草子から戯作文芸に至る怪異の系譜と、江戸怪談の基層をなした仏教唱導、口碑・伝説、民俗社会の実像にせまる。今あばかれる江戸奇想文化の原風景と地下水脈。
目次
第1部 仏教唱導と怪異譚(唱導と文芸の間;仏教説話の近世的位相)
第2部 怪異小説のながれ(初期怪異小説の成立;浮世草子・読本と説話・伝承)
第3部 江戸怪談の人間理解(富と怪異;産育と怪異;江戸時代人は何を怖れたか)
著者等紹介
堤邦彦[ツツミクニヒコ]
昭和28年(1953)東京生まれ。慶応義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。現在、京都精華大学人文学部教授。専攻・近世国文学、説話・伝承学
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感想・レビュー
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- 和書
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