内容説明
鎌倉時代から幕末まで、六七〇年間もの武士のエートスを総覧!全国をくまなく調査して、約五十五人の武家家訓・遺訓を選び、最良の底本を忠実に翻刻。詳細かつ丁寧な補注とわかりやすい解説を加えた決定版。
目次
武家家訓・遺訓原文(六波羅殿御家訓(六波羅相模守教子息□□状)―北条重時
極楽寺殿御消息(平重時家訓)―北条重時
竹馬抄―斯波義将
今川了俊制詞(今川了俊愚息仲秋制詞条々)―今川了俊
伊勢貞親教訓(為愚息教訓一札)―伊勢貞親
朝倉敏景十七箇条―朝倉敏景
上杉定正状―上杉定正
早雲寺殿廿一箇条―北条早雲
北条氏綱書置―北条氏綱
武田信繁家訓―武田信繁 ほか)
解説
著者等紹介
小沢富夫[オザワトミオ]
1934年、山口県生まれ。学習院大学大学院修士課程修了。哲学博士。元玉川学園女子短期大学教授
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感想・レビュー
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手押し戦車
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家訓とは志。志とは自分の心の奥底にある情熱である。人生を生きて行く時は志がとても大切になる。自分自身の家訓を作り毎日、四六時中それに従った行動を繰り返すことで信念の入った自分自身へ変わっていく。自分自身はこういう運命なんだと強く決めつけれる事が志になり、それに栄養をたくさん与え続け大木に育ち、先祖に種を植えて成長させて行く。大木は枯れてもタネの中には大木の想いと信念が残る。栄養を与えるのは我が子を可愛がるくらいに信念にも栄養を与え強靭な根っこを作ることで大きな大木になる。心の大木こそ信念2015/04/12