内容説明
花見・参詣・公務・遊学、あるいは名所図会や地誌などの紀行文。江戸の人々は、何を見つめ、何を思い、何を書き残したのか。江戸のまなざしのゆくえ。
目次
1 江戸の旅人たち(出発まで;荷物について;道連れ次第;旅心、定まる;歩け歩け;宿のいろいろ;関所の風景;親切すぎて)
2 紀行文を読み解く(『天石笛之記』が描く平田篤胤―ある国学者の資料蒐集;佐藤信淵の九州紀行;『旅の恥かき捨ての日記』と日柳燕石;金沢千秋『川めぐり日記』を読む)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セレーナ
9
身軽な旅を目指してて、江戸時代の旅人は絶対身軽だと思い見つけた本書。 旅に行く前の雑事を片付ける大変さなど、共感する部分もあった。自分で荷物を運ぶ庶民は少な目荷物。従者がいる人はたっぷりと荷物を用意せよって辺りが面白かった。あと荷物だけ先に送ってた何て記述もあって、宅配便みたいな制度があったのかと驚いた。紀行文は今も昔もワクワクする。2019/10/10
みみこ
1
「旅の恥かき捨ての日記」が地名も知っているところばかりで面白く読んだ。旅行前になるとやたら片付けないといけない気持ちになるのは私も同じだ。2015/08/09
hironz
0
最初の方は、面白く読み進めたが、途中から学術論文を書き下した?ようで、そこは読み飛ばした。でも、面白かったてす。2023/01/22
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