内容説明
美術館や博物館では、様々なものを集め、守り、展示する。そうすることによって、ものは単なる物体ではなく、何かを見る私たちに語るようになる。美であったり真実であったり知識であったり。そういう美術館や博物館で働いている人が学芸員である。本書では学芸員の仕事を紹介し、あわせてなり方についても解説した。
目次
1章 ドキュメント “美の裏方”として(企画展の夢と現実;資料と人びととの出会いから)
2章 学芸員の世界(博物館施設の種類―「もの」を資料としてあつかうところはすべて博物館;学芸員の仕事―愛情プラス専門知識でさまざまな「もの」の世話をする;学芸員という“場”―人が「もの」と出会う場をつくる「美の裏方」 ほか)
3章 なるにはコース(学芸員に求められるもの―もの好き、言葉好き、人好き、祭り好き;学芸員になるには―資格の取得、実習、就職活動)
著者等紹介
深川雅文[フカガワマサフミ]
1958年佐賀市生まれ。九州大学文学部哲学科卒業、同修士課程修了。1988年より川崎市市民ミュージアム学芸員。「バウハウス」展、「現代写真の動向」展、「グラフィック・デザインのモダニズム」展(巡回)などの展覧会を手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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*ΒΘΘ*
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ますますこの道に進みたくなった!!2015/05/28
さきたまおおはし
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もの好き、言葉好き、人好き、お祭り好きが向いてるのだそう。ある分野について幅広い人たちに伝えるイベントのお仕事ですものね、ナルホド! 資料のお世話係という言葉も新鮮でした。高度な知性と実行力が必要だけど、おもしろそうな仕事です!2014/01/12
航
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ただ「なる」方法だけじゃなくて、実際に現場で活躍してる人のインタビューなど読めたのはおもしろかった。仕事の解説やなるための資質の部分は、同じことの繰り返しで冗長な気もしたけど、まぁそれだけ大事だということなのだろう。2013/04/15
Yamabuki
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なるには本、随分お世話になりました。子供の幼稚な思いつき「あれなりたい!」でも、こうしたイメージや目標を具体化する本が助けになってくれるのでありがたいです。大切なことだと思います。2004/08/01
すー
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参考になった!やる気!2012/01/06