内容説明
「司法書士」という仕事はどういう仕事でしょうか。法律に、登記又は供託に関する手続について代理すること、とあります。まだわかりにくい。あまり日常の生活に関係がないからでしょう。でも、これらは非常に重要な権利に関する仕事なのです。本書ではなるべく分かりやすく国家資格の「司法書士」の仕事を紹介し、あわせてなり方も詳説しています。
目次
1章 ドキュメント市民の身近な法律家(祖父、父と三代続く司法書士―菱田徳太郎さん;銀行とのかかわりが大きい不動産登記―肥口ふみ枝さん;「支援者」として裁判を陰で支える―杉山敦子さん ほか)
2章 司法書士の世界(司法書士とは―日常生活にかかわる身近な法律問題を解決する;司法書士の仕事―登記業務が主だが裁判事務や供託手続きも;これからの司法書士―活動の場を広げるために勉強は欠かせない ほか)
3章 なるにはコース(適性と心構え―好奇心、正義感、向上心をもち続けてこそ一人前;司法書士試験―だれでも受験できるが合格はむずかしい;資格取得から独立まで―独立するには実務経験を積んでから)
著者等紹介
浅野恵子[アサノケイコ]
1953年、東京生まれ。フリーライター。イタリア語翻訳家。雑誌のインタビュー記事、イタリア映画の字幕スーパーなどを手がける
前田稔[マエダミノル]
1959年、東京生まれ。1992年6月、司法書士開業。現在、東京司法書士会理事、(社)成年後見センター・リーガルサポート専務理事。共著書に『成年後見』(有斐社)など
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