内容説明
近くて遠い国‐日本と韓国。これまで両国のひとびとを縛りつけてきた歪んだ相互イメージを検証し、歴史の実像に迫ることで、友好と共存への道を探る。
目次
1 日本から見た韓国(朝鮮)のイメージ(江戸時代における朝鮮像の推移―知識人の場合;徳川時代の日朝関係と倭館;日本人の眼を通した朝鮮―明治後期の朝鮮旅行記の分析)
2 韓国(朝鮮)から見た日本のイメージ(十七・十八世紀韓国人の日本認識;対日観の変化形態と正しい相互認識への道;自己への懐疑と他者への懐疑―日本語世代とハングル世代)
3 イメージを越えて(体験的日韓関係論;共通の歴史認識を求めて)