内容説明
本書には北ドイツ連邦の成立とそれにつづく対フランス戦争、そしてドイツ帝国創設にいたる時期のビスマルク像が描き出されている。それは政治家として絶頂期にあるビスマルクの姿であり、この不世出の大政治家がまさにヨーロッパの歴史をぬりかえた時期の姿である。
目次
第8章 北ドイツ連邦―1867年(和平の後;憲法案の起草;ルクセンブルク問題で戦雲;ヴェルフェン基金問題 ほか)
第9章 対フランス戦争―1870‐71年(外交活動の集中展開;陣中で;休戦交渉;ロシア、黒海条約を破棄 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
3
この巻では、北ドイツ連邦が成立し、フランツ・ヨーゼフのバイエルンを併合した時と対フランス戦争で勝利し、外交手腕が発揮されている栄華時代を迎えようとしている時を書かれています。このビスマルク伝は非常に読みやすい感じがしています。2014/04/13
水無月十六(ニール・フィレル)
1
ドイツ史通史を読んだので再読。エムス電報事件の概要が気になったので。「もうなにも大使に伝えることはない」この言葉が、前後の文脈次第でこうも意味が変えられるのかと驚くと同時に恐怖した。今でも十分通用してしまう手だと思う。2015/07/31
水無月十六(ニール・フィレル)
1
第5巻北ドイツ連邦の成立と対フランス戦争。高校の教科書で単語しか知らなかったエムス電報事件と普仏戦争の中身を知ることができた。エムス電報事件は現代社会にも通用する出来事であり、考えさせられる出来事だと思える。2015/03/26
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