内容説明
本と人を結ぶ「橋わたし」として。図書館司書は、国民の知的自由や、学習する権利を保障する機関である図書館の社会的使命を支えるとともに、文化の伝承と創造にも寄与する重要な役割を担っている。本書は、司書の仕事の内容を具体的に紹介し、あわせてその全体像を明らかにする。
目次
1章 ある図書館司書の生活
2章 職業人としての図書館司書
3章 図書館司書の仕事
4章 専門職としての図書館司書
5章 研修の責任
6章 図書館司書のさまざまな職場
7章 現役の図書館司書たち〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋庭誠
8
司書としての信念、とまではいかなくてもどのような心でその仕事に望めばいいのか分かる、そんな本でした。発行が1992年なのでおよそ20年前の本であり、学校図書館法(違うかも?)が制定されるなどして、図書館を廻る環境は変化していますが、途中にあるような「本が好き、人が好き、(司書と言う)仕事が好き、(司書としての)仕事を一生できる」「これらにひとつでもノーと言う人には図書館で働いてほしくない」と言ったことは、非常に参考になりました。利用者のための図書館を。2013/11/19
航輝
3
図書館本 図書館司書という仕事の歴史や業務内容は勿論、職業倫理という面からも切り込んだ一冊 外国の司書と比べて日本は遅れている部分があることを初めて知った 同時進行で読んでる闘う図書館と併せて読むことで、日本と海外の違いがよくわかる 司書の業務内容は思ったよりも多岐に渡る かなり勉強になったとともに、より一層興味をそそられた2023/01/16
うさっぴ
1
初版発行が1986年のため、内容としては少し古い面もあるが、図書館司書という仕事について説明した教科書的な本だと思った。しかし、読み物としての面白さはあまり感じられなかった。2014/01/24
真白うさぎ
1
司書の先生に貸してもらって読んだ。図書館の歴史の話に出てきた「焚書坑儒」が世界史のテストにも出てきて、なんだか不思議な感じで嬉しかった。学んだことが多すぎて、まとめられない。けど、図書館司書はすごい人たちなんだなと思った。「自分もぜひなりたい」と改めて思った。2012/06/01
くあぁ
0
この時代の司書と現在の司書では・・そんなギャップが生じているのかしら・・2014/10/02
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- 和書
- 我が人生に名馬あり