内容説明
「秩序」からより良い企業のあり方を考える!個人の良心や規範意識ではなく、ルールや制度などの「秩序」に倫理の根源を求める、ドイツの「経済と企業の倫理学」の代表的アプローチである「オルドヌンク倫理学」について、方法論、理論、実践の観点から、その特徴、意義や課題を学説史的に考察することで、混迷を深めるこれからの時代におけるより良い企業のあり方を追求する。
目次
序論(ドイツの「経済と企業の倫理学」のアプローチとドイツ経営経済学における企業倫理の展開;オルドヌンク倫理学の基本的発想)
第1部 方法論編(オルドヌンク倫理学の哲学的基礎;オルドヌンク倫理学の方法論的基礎 ほか)
第2部 理論編(オルドヌンク倫理学における企業倫理の考え方;オルドヌンク倫理学の企業倫理の発展(1)―ズーハネクの「信頼への投資」としての企業倫理 ほか)
第3部 実践編(オルドヌンク倫理学に基づく企業倫理実践1―コーポレートガバナンス問題;オルドヌンク倫理学に基づく企業倫理実践2―ルール形成・ルール啓蒙 ほか)
終章
著者等紹介
柴田明[シバタアキラ]
1978年9月愛知県名古屋市生まれ。2018年4月日本大学商学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。