内容説明
中小企業はいかにして国際化に向かうか。その方向性と特徴、課題について論究する。かつて脆弱な存在とみなされた中小企業が中核企業(大企業)との取引関係を通じて蓄積した技術力、イノベーションを梃に、自立化を進め、国際化に向かう。その胎動を企業城下町日立地域にみてとり、史的・定性的・定量的分析を交えながら、実像に迫る。
目次
序章
第1章 先行研究の検討
第2章 日立製作所の外注政策展開過程
第3章 分析枠組みの設定
第4章 日立地域中小企業の国際化と自立化に関する仮説と定量分析
第5章 事例研究 タイプ1及びタイプ3に発展した中小企業について
第6章 事例研究 国際化準備段階にあるタイプ3及びタイプ4の中小企業
第7章 事例研究 転入企業
終章
著者等紹介
菅田浩一郎[スガタコウイチロウ]
1969年神奈川県生まれ。1993年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。同年ソニー(株)入社。2015年常磐大学准教授。2020年埼玉大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程経済経営専攻修了。現在、常磐大学教授。博士(経営学)(埼玉大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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